心機能検査

心臓の機能を調べる検査です。

症状や目的に応じ、以下の検査があります。

検査項目 検査時間 予約の必要 目的
心電図12誘導 2~3分 なし 一般的な心臓の検査
トレッドミル運動負荷心電図 30~40分 あり 運動中の心電図や血圧の変化をみる検査
血圧脈波検査(ABI/PWV) 10~15分 なし 動脈硬化を見る検査

 

検査項目 所要時間
(装着・取り外し)
予約の必要 目的
ホルター心電図 5~10分 あり 24時間記録する心電図
ホルター血圧計 5~10分 あり 24時間定期的に血圧を測る検査

心電図検査とは・・・・

心臓が拡張と収縮を繰り返し、血液を全身に循環させます。
その時に微弱な電流が発生し、その変化を器械で記録します。
ベッドに寝ていただき、両手首・足首と胸に電極を装着します。
力が入ってしまうと筋電図が混入し、きれいに記録が出来なくなりますので体の力を抜いてください

トレッドミル運動負荷心電図とは・・・

心電図と血圧を記録しながらベルトコンベアの上を歩いていただきます。
検査中は専門医が必ず立ち会います。
運動中の心電図の変化や血圧の変動をみて心臓の状態を調べます。
ベルトコンベアの上を歩く時間は個人差があります(3~15分くらい)
運動終了の合図は、運動到達目標値の達成度や、心電図・血圧の変化、
自覚症状、足がついていかないなどを考慮し、専門医が判断します。
検査時には運動しやすい服装で来院してください。(ズボンにTシャツなど)
すべらないように裸足で検査をします。

血圧脈波検査(ABI/PWV)とは・・・

両手両足の血圧を測定し動脈のつまりや、かたさ(血管年齢)をみます。
両手両足に血圧計、両手首に心電図の電極、胸に心音マイクを装着します。
検査中は心臓の音を拾うためのマイクをつけますのでお話はせず、安静にしてください。

ホルター心電図とは・・・

胸に小さな器械をつけて24時間心電図を記録します。
器械をつけたまま帰宅し、翌日はずしに来院していただきます。
通常の生活をしてかまいませんが、入浴はできません。
シールをつけたところがかゆくなることがありますが、かかないようにしてください。
装着中には簡単な行動記録をつけていただきます。
解析に重要な情報となりますので、記入にご協力ください。
通常の心電図ではとらえられない、動悸・息切れ・胸痛などの自覚症状があるときの心電図の変化を捉えるための検査です。

ホルター血圧計とは・・・

24時間、定期的に血圧を測る検査です。
器械をつけたまま帰宅し、翌日はずしに来院していただきます。
昼間は30分ごと、夜は1時間ごとに自動で血圧を測ります。入浴は出来ません。
装着中には簡単な行動記録をつけていただきます。
解析に重要な情報となりますので、記入にご協力ください。
血圧の日内変動を知ることができる検査です。
器械を外した後、素早く血圧の記録を解析し、高い血圧が記録されていた場合は、必要に応じて診察をうけて頂くことがあります。